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メキシコの雄大な大地から産み出される魅惑的な游色をまとったメキシコ産オパール。 オパールの名前の由来はラテン語での「OPALUS」、そしてその元をたどるとサンスクリット語で「宝石」を意味する「UPALA」とされています。 かつて古代アステカ文明が栄えたこの地ではファイアーオパールは太陽の化身としてアステカ族の人々に崇められていました。そして彼らはその多彩な遊色を持つこの石を、アステカ文明で霊鳥とされる蜂鳥にちなみ「ハミングバードの宝石」と名づけ、長い間重宝し続けていました。主に赤やオレンジ系の地色に虹色の游色が浮かぶ、メキシコオパールを象徴する情熱的な印象のファイアーオパール。無色透明または水のようにやや青がかった地色に神秘的な游色を持つウォーターオパール。そして、メキシコの大地を母岩として身にまとったカンテラオパールがあります。PLAY OF COLOURと呼ばれる虹色に揺らめく游色と母岩部分のコンビネーションにより、各ピースがそれぞれ異なったの魅力を持っているのがオパールの魅力の1つでもあります。 透明のオパライズ化した部分に白い包有物が浮かぶエッグオパール、スペイン語ではOPALO PAISAJEと呼ばれカンテラオパールの内部の母岩が風景画のように見えるもの、乳白色の地色に細かな游色がミルキーウェイのように流れ浮かぶもの、ごく稀ですがブラックオパールなど、本当に様々な種類が産出されます。このように他とは一味違ったレアなピースを探すことのできる魅力のあるメキシカンオパールを、現地の鉱山まで直接行って買い付けてきました。
メキシコ産オパールはケレタロ州やハリスコ州周辺が有名な産地として知られており、鉱山は山岳地帯、または砂漠地帯にあります。
乾燥地帯である鉱山付近は、爽快な青い空とは対照的に大地はやや赤土を含み力強さを感じさせます。
すでにメキシコでは長い歴史を持つオパールのマイニングですが、いまだに採掘の最終段階は常に人間の手による発掘になります。こちらの鉱山では、大量の水をまき土壌を柔らかくした後に重機により穴を掘り、採掘を始めます。
その後はハンマーを持った採掘者たちの手作業によって1つ1つ原石が発見されていきます。
周辺はテキーラの原料となる多肉植物「アガベ」の産地として知られるテキーラ村などがあり、それからも分かるように、乾季の日中の日差しは非常に強く過酷な中での採掘作業となります。一日中通しての採掘作業でも何も発見できない日も多々あるとのことです。
赤土が混じったような土質の山肌を近くで見ると、乾燥していてポロポロと崩れているところもあります。こちらの鉱山を案内してくれた友人の話では、危険を伴う作業のため事故も少なくなく、この場所でも、数か月前に友人の一人が穴の中での作業中に壁が崩れ命を落とした、と話してくれました。今回、長年地中で作られてきた貴石を、死の危険と隣り合わせという過酷な条件の元1つ1つ手作業で発掘していくというプロセスを知り、いかにオパールが稀少で貴重かという事を改めて感じたし、1つ1つのピースに愛着が湧くきっかけにもなりました。現地では近隣にある鉱山から採掘したオパールの原石を加工する工房があり、工房と直売店が一緒になっている所もります。 そのようなお店や知り合いの業者の工房や家を訪問し、オパールの買い付けをしていきます。
現地に赴き買い付けを行うことにより直にオパールが産出される大地を体感でき、また業者の方々とも直接会話を交わし、まるで友人同士のような親しい関係を築いていけるメキシコ人の人の良さに改めて感銘を受け、非常に有意義な体験になりました!
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