写真同じです
Chateau Lamartineシャトー・ラマルティーヌ
セードルと並び賞されるカオールのトップ・シャトー!
2006年春、7年振りに訪問したパスカル・キュイセは、自信を持ってこう語ってくれました。
シャトー・ラマルティーヌは、長い伝統をもつ生産者で、現在はアラン・ゲローがワイン造りをしています。所有する畑は当初5haでしたが現在は32haに増えています。ロット河を臨むカオールの畑は平地と3段のテラス状になっていて、高い位置の畑ほどたくましいワインができるそうですが、所有する畑の内18haがその最上段に位置しています。畑は減農薬栽培、リュット・レゾネ以上のケアをしています。化学農薬を使用する必要がありません。
「土壌を大切にし、テロワールを尊重すると、何も必要ないし、それで充分良いワインが出来ます。」出来る限り自然な状態で瓶詰めしたいので、基本的にはコラージュなし、少しだけフィルターをかけています。ワイン造りは伝統的に行っていますが、約100個のフランス産オーク樽の並ぶセラーは空調が完備されています。
〔2009年のプロワインでの情報 : シャトー・デュ・セードルの造り方の主な変化〕
たくましいワイン(濃厚な造り/長いピシャージュ)から、ソフトな造り(リッチな造り/短いピシャージュ)へ変化。スマートで複雑味があり、エレガントなスタイルを目指しています。2010年よりスタンダードはエコセールの認証を予定しています。葡萄は100%オーガニック。畑は土壌を注意深く手入れし、ぶどうの個性を大切にしています。樽の使用比率を下げるようになりました(1/3:新樽 1/3 :1年樽 1/3:2年樽)。
万全に手入れの行き届いたこのドメーヌを見ると、すでにソテュラック地区の力量が感じられる。主にテラス状になった土地は、アペラシオン内でも最も土質の良いことで知られている。できたばかりのワインはいつも少し厳格であるが、瓶内で熟成すると見事な繊細さをみせる。デラックス・キュヴェの「エクスプレッシオン」は明らかにコクと濃密さでは他に引けをとらないものの、「キュヴェ・パルティキュリエール」の方が時には樽香とのバランスが一段と満足いくものとなる。
ベタンヌ&ドゥソーヴ「フランスワイン格付け」
《名前の由来》
かつては「La Martine」と綴られていた。言い伝えによると、シャトーの近くに樹齢100年ほどのオークの樹が立っていて、そこがマルティーヌと言う名の美しい少女の逢引の場所だった。
《葡萄園面積》 32ha
《葡萄品種》 マルベック、メルロ、タナ 赤97%、ロゼ3%
《栽培》 減農薬栽培・リュットレゾネ以上のケア
《土壌》 粘土石灰岩60%、珪質粘土20%、石灰岩20%